健康食品と注意事項

八王子薬剤センター 教育・情報部 2004.07.03 UPしました。

名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
青汁 ・原料は、モロヘイヤ、ケール、大麦若葉など商品によって様々。3)

・カロテン、ビタミンC、ビタミンB1、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄などを含む。12)
・ビタミン、ミネラルを豊富に含む栄養バランスのとれた食品。 ケールで相互作用が報告されている医薬品15)


・アセトアミノフェン(カロナール)

・CYP1A2で代謝される薬物
  フルボキサミン(ルボックス)
  ハロペリドール(セレネース)
  イミプラミン(トフラニール)
  オランザピン(ジプレキサ)
  ペンタゾシン(ソセゴン)
  テオフィリン(テオドール)
  ゾルミトリプタン(ゾーミック)
  プロプラノロール(インデラル)
  メキシレチン(メキシチール)など
・オキサゼパム(日本未承認)
・ワルファリン(ワーファリン)
・ハロペリドール(セレネース)
・モルヒネ(MSコンチン)
・ジドブジン(レトロビル)
・腎臓の機能低下:カリウムを含む。12)
・甲状腺機能低下症:ケールの成分は、抗甲状腺作用をもつ。15)
アガリクス

学名:アガリクス・ブラゼイ・ムリル

ヒメマツタケ
カワリハラタケ
・β−グルカン、カリウム、マグネシウム、リノール酸などの不飽和脂肪酸、ビタミンB2、エルゴステロールなどを含む。3) ・ガン(抗ガン作用は、多糖体の構造にあるとされている)。3)

・βーグルカンを含むキノコ由来の医薬品としてクレスチン(かわらたけ)、レンチナン(しいたけ)、ソニフィラン(スエヒロタケ)がある。いずれも化学療法または放射線療法との併用でしか適応が認められていない。5)6)7)
・ソニフィラン、レンチナン、クレスチンの添付文書には医薬品との併用に関する記載ない。9
イチョウ葉エキス
・フラボノイド配糖体(ケルセチン、ケンフェロール、イムラムネチンなどに糖鎖が付いたもの)、テルペノイド化合物(ギンコライドA、ギンコライドB、ギンコライドC、ビロバライドなど)、プロアントシアニジンなどを含む。18) サプリメントとして以下のことに使用されている。17)
・冷え性
・肩こり
・集中力低下
・記憶力低下
・耳鳴り
・めまい

・「脳や末梢の血流を改善する医薬品」として世界70ヶ国以上で実用化。欧州では痴呆症の治療薬としても使用されている。17)

・欧州では、その品質により医薬品グレードのものと食品グレードのものの両方があり、ヒトの臨床試験を行っているのは医薬品グレードのものである。18)
・抗血小板薬
・抗凝固薬
・MAO阻害薬
・CYP1A2、2D6で代謝される薬物
  CYP1A2
   アセトアミノフェン(カロナール)
   アミトリプチン(トリプタノール)
   ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)
   エストラジオール(エストラダーム)
   オランザピン(ジプレキサ)
   オンダンセトロン(ゾフラン)
   プロプラノロール(インデラル)
   テオフィリン(テオドール)
   ベラパミル(ワソラン)
   ワルファリン(ワーファリン) など  CYP2D6
   アミトリプチン(トリプタノール)
   ドネペジル(アリセプト)
   フェンタニル(デュロテップパッチ)
   フレカイニド(タンボコール)
   メトプロロール(セロケン)
   オランザピン(ジプレキサ)
   オンダンセトロン(ゾフラン)
   トラゾドン(デジレル)
   トラマドール(トラマール) など
・トラゾドン(デジレル)
・ブスピロン(日本非承認)
・フルオキセチン(日本非承認)
・インスリン
・発作閾値低下薬
   プロポフォール(ディプリバン)
   メキシレチン(メキシチール)
   アムホテリシン(ファンギゾン)
   ペニシリン
   セファロスポリン
   イミペネム
   シプロヘプタジン(ペリアクチン)
   シクロスポリン(サンディミュン、             ネオーラル)
   フェンタニル(デュロテップパッチ)
   メチルフェニデート(リタリン)
   テオフィリン(テオドール) など
・チアジド系利尿薬
・CYP3A4で代謝される薬物
   ケトコナゾール(ニゾラール)
   イトラコナゾール(イトリゾール)
   フェキソフェナジン(アレグラ)
   トリアゾラム(ハルシオン) など
18)4)
・出血障害:イチョウ葉は血小板活性化因子(PAF)を阻害する。4)
・糖尿病:理論上、膵β細胞機能を亢進させインスリン代謝クリアランスを増加させる。4)
・てんかん:イチョウが発作に関連していると考えられている。4)
・不妊症:
イチョウが未成熟な卵細胞の受精を阻害すると示唆されている。4)
・外科手術:外科手術前に用いると過度の出血を引き起こす。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
秋ウコン

学名:Curcuma longa

ウコン
ターメリック
・黄色色素:0.3%(クルクミン、その他誘導体)、精油:1〜5%(ターメロン、ジヒドロターメロン、ジンギベレン、d-αフェランドレンシネオールなど)など19)

・春ウコンに比べ、クルクミンの含有量が高く、精油の含有量が低い。
・胆汁分泌促進作用
・肝保護作用
・抗酸化作用
・抗がん作用
・血圧低下作用
・抗痙攣作用
・コレステロール・トリグリセリド低下作用4)
・抗凝固薬
・抗血小板薬
15)
・胆管閉塞、胆石:ターメリックは胆嚢収縮を引き起こす。15)
春ウコン

学名:Curcuma aromatica
・黄色色素(クルクミン)、精油:約6%(α-クルクメン、β-クルクメン、セスキテルペンアルコール、カンファー)など。19)

・秋ウコンに比べ、クルクミンの含有量が低く、精油の含有量が高い。
・胆汁分泌促進作用
・肝保護作用
・抗酸化作用
・抗がん作用
・血圧低下作用
・抗痙攣作用
・コレステロール・トリグリセリド低下作用4)
・抗凝固薬
・抗血小板薬
15)
・胆管閉塞、胆石:ターメリックは胆嚢収縮を引き起こす。15)
紫ウコン

学名:Curcuma zedoaria

ガジュツ
・精油:1%(シネオール、ジンギベレン、クルゼレノン、ゼデロン、クルクモール、ピネン、カンファー)など。19)
・胆汁分泌促進作用
・胃液分泌減少
・胃潰瘍形成抑制
・パパベリン様作用
・肝臓の保護
・抗真菌活性
・細胞障害活性など20)4)

・日本薬局方に収載されている医薬品原料。
・知られていない4) ・重い月経:専門家によると、紫ウコン(ガジュツ)を服用しないべきと示唆している。4)
・妊婦:潜在的に流産させる作用があるので使用を避ける。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
エキナセア
・北アメリカを原産とするキク科の植物。2)

・アルキルアミド、多糖類、糖タンパクなどを含む。2)
・免疫力を高めて感染症を予防する。2)

・ヨーロッパ(ドイツ)などでは風邪の症状を改善する医薬品として普及しており、「風邪、インフルエンザ予防、頭痛、喉の痛み、鼻炎、気管支炎、咳や発熱の緩和、腸内感染の予防、免疫機能低下の改善」などに使用されている。2)

・免疫抑制薬
・CYP3A4を阻害する薬物
  ケトコナゾール(ニゾラール)
  イトラコナゾール(イトリゾール)
  フェキソフェナジン(アレグラ)
  トリアゾラム(ハルシオン) など
4)
・アトピー:アトピー患者はエキナセアにアレルギー反応を起こしやすい。4)
・キク科アレルギー:キク科の植物であるためキク科アレルギーの方は注意。2)
・結核、白血病、膠原病、HIV感染、自己免疫疾患など:これらの進行性疾患の人は、免疫不全を招く恐れがあるため使用を避ける必要があるとの報告もある。2)
核酸 ・DNA、RNA。 ・新陳代謝を助ける
・皮膚のはりや、髪の美しさを保つ
・老化の防止
・肩こり
・冷え性の改善
・ガンの予防2)
・知られていない4) ・高尿酸血症、痛風:症状を悪化させる可能性がある。2)
カテキン

緑茶
タンニンの一種
・紅茶や緑茶の苦味や渋み成分のことで、ポリフェノールの仲間。

・緑茶のカテキンにはエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの4種類がある。2)
・抗酸化作用
・抗菌作用、腸内細菌の改善
・抗う蝕作用
・消臭作用
・活性酸素消去作用
・コレステロール上昇抑制作用(体脂肪が気になる方向けに特定保健用食品となっている)
・血糖上昇抑制作用
・血圧上昇抑制作用
・抗腫瘍作用
・抗アレルギー作用
・血小板凝集抑制作用
・紫外線吸収作用14)
・アデノシン(アデホス)
・抗凝固薬
・抗血小板薬
・抗精神病薬
・アスピリン
・アセトアミノフェン(カロナール)
・バルビツール系薬
・ベンゾジアゼピン薬
・β刺激薬
・クロルプロマジン(ウインタミン)
・シメチジン(タガメット)
・クロザピン(日本非承認)
・ジスルフィラム(ノックビン)
・エフェドリン
・エルゴタミン
・リチウム(リーマス)
・MAO阻害薬
・メキシレチン(メキシチール)
・経口避妊薬
・フェニルプロパノラミン(日本非承認)
・フェニトイン(アレビアチン)
・キノロン抗菌薬
・テオフィリン(テオドール)
・ベラパミル(ワソラン)
・ワルファリン(ワーファリン)
・鉄
4)
・妊婦、産婦、授乳婦:カフェインの添付文書には「胎盤を通過し、また、母乳中に容易に移行するので、長期連用を避けること」との記載がある。9
・子供:子供は緑茶中のカフェインにより副作用を起こしやすい。乳児の小球性貧血に寄与している。4)
・心疾患:緑茶中のカフェインは敏感な人で不整脈を引き起こすかもしれない。カフェインの添付文書では慎重投与。4)9
・胃・十二指腸潰瘍:緑茶中のカフェインは胃酸分泌を増加させるかもしれない。カフェインの添付文書では慎重投与になっている。4)9
・緑内障:カフェインの添付文書では、症状が悪化するおそれがあるため慎重投与。9
・出血障害:理論上、緑茶中のカフェインは抗血小板活性が報告されている。4)
・うつ、不安障害:理論上、緑茶中のカフェインはうつや不安障害を悪化させるもしれない。4)
・糖尿病:理論上、緑茶中のカフェインは高血糖作用があるかもしれない。4)
・高血圧:緑茶中のカフェインは血圧を上昇させるかもしれない。4)
・腎疾患:理論上、緑茶中のカフェインの利尿作用は腎障害を悪化させるかもしれない。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
カルニチン
・リジン、メチオニンをもとに肝臓や腎臓で合成。2)

・歳とともに合成量が少なくなる。2)
・サプリメントとして脂肪燃焼に用いられる。2)

・医薬品のカルニチン製剤として、アベダイン液、エントミン注(適応:消化管機能低下のみられる慢性胃炎)、エルカルチン錠(適応:レボカルニチン欠乏の改善(1) プロピオン酸血症(2) メチルマロン酸血症)がある。9
・アベダイン液、エルカルチン錠、エントミン注の添付文書には医薬品との相互作用の記載はない。9

・Natural Medicines Comprehensive Databaseでは、アセノクマリン、ヘパリン、バルプロ酸との相互作用が記載されている。4)
・過酸症:アベダイン液、エントミン注では過酸症の患者は禁忌となっている。胃酸分泌を亢進し増悪するおそれがある。9
・急性膵炎、慢性膵炎:アベダイン液、エントミン注では急性膵炎、慢性膵炎で急性増悪が見られる患者には禁忌となっている。膵液分泌を亢進し増悪するおそれがある。9
・慢性肝炎:L-カルニチン濃度を増加させる可能性がある。4)
・血液透析、尿閉、尿毒症:透析後、DL-カルニチンの静脈注射によって筋無力症様の症状を引き起こした報告がある。4)
・発作(痙攣):発作の既往歴のある患者発作の頻度、重症度が増加したという報告がある。4)
ギムネマ・シルベスタ
・ガガイモ科の低木。3)

・葉にギムネマ酸(gymnemic acid)というトリテルペン配糖体を含む。3)
・肥満、糖尿病予防。
・味覚のうち甘味を抑制する。2)4)
・糖尿病薬
・インスリン
・鉄4)
・糖尿病:ギムネマは血糖コントロールに影響を及ぼす。4)
キャッツクロウ
・ペルーに自生するカギカズラ属のハーブ。葉の付け根の軸に猫のツメのようなトゲがある。2)

・アルカロイド(イソプテロポディン、プテロポディン、イソミトラフィリン、ミトラフィリン、イソリンコフィリン、リンコフィリン、スペシオフィリン、ウンカリン)、トリテルペン、キノビック酸グルコシド、ポリフェノール、プロアントシアニジンなどが含まれる。2)
・免疫組織を刺激して抵抗力を高めるハーブ
・血圧を下げる
・血液をさらさらにする
・抗炎症作用2)
・高血圧薬
・免疫抑制薬
・CYP3A4で代謝される薬物
  ケトコナゾール(ニゾラール)
  イトラコナゾール(イトリゾール)
  フェキソフェナジン(アレグラ)
  トリアゾラム(ハルシオン)  など4)
・自己免疫疾患:免疫刺激作用がある。4)
・低血圧:血圧を低下させる。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
グルコサミン
・甲殻類(カニ、エビなど)の外皮をのもとになるキチン質、ヤマノイモなどのネバネバ成分であるムコ多糖に多く含まれている天然のアミノ糖の一種。2)

・軟骨や爪、じん帯、皮膚などに存在する。細胞間や組織を結びつける結合組織の役割を果たしている。ヒトの体にも存在している。2)
・関節痛の改善
・腰痛の改善2)
・糖尿病薬
・化学療法剤4)
グルコサミン塩酸塩
・糖尿病:インスリン抵抗性を増加、インスリン産生を減らすことにより糖尿病を悪化させるかもしれない。4)
・甲殻類アレルギー:
カニやエビなどを原料にしたものが多い。2)

グルコサミン硫酸塩
・糖尿病:インスリン抵抗性を増加、インスリン産生を減少させることにより糖尿病を悪化させるかもしれない。4)
・高脂血症:
コレステロールやトリグリセリドの値を上昇させるかもしれない。4)
・高血圧症:
血圧を上昇させるかもしれない。4)
・甲殻類アレルギー:
カニやエビなどを原料にしたものが多い。4)
黒酢
・醸造酢を長期(1〜3年)にわたり発酵、熟成したもの。2)

・熟成期間を長く置くことで麹菌や乳酸菌の作用が進む。2)

・有機酸、ビタミンCなどの水溶性ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸などの有効成分が多く含まれている。2)
・殺菌効果
・食欲増進
・ビタミンCを破壊する酵素を抑える
・血糖値上昇の抑制
・血圧値の正常化
・コレステロール、中性脂肪の減少
・アレルギー症状の改善
・肝機能、筋肉痛の回復2)
・酢は刺激が強いため胃の粘膜を傷めることがある。空腹時の飲用は避けたほうがよい。2)
コエンザイムQ10
・ノイキノン(ユビデカレノン)と同物質。13) サプリメントとしては以下のことに使用される。
・疲れやすい人
・手足がむくみやすい人
・肌の老化が気になる方
・スポーツをする方

・医薬品のとしては「基礎治療施行中の軽度及び中等度のうっ血性心不全症状」が適応である。9
・ノイキノンの添付文書には医薬品との相互作用の記載なし。9

・Natural Medicines Comprehensive Databaseではフェノチアジン、三環系抗うつ薬、高血圧薬、β-ブロッカー、化学療法剤、経口血糖降下剤、インスリン、ワーファリンとの相互作用が記載されている。4)
・ノイキノンの添付文書には禁忌、慎重投与の記載なし。9

Natural Medicines Comprehensive Databaseでは以下の疾病について記載がある。4)
・低血圧、高血圧:血圧を低下させる可能性がある。
・胆管閉塞、肝機能不全:CoQ10の濃度が増加する。
・喫煙:CoQ10の体内の蓄えを消耗させる。
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
コンドロイチン
・結合組織の主要成分であるムコ多糖類の構成成分。2) ・関節痛
・腰痛
・神経痛
・抗血小板薬
・抗凝固薬
・ヒアルロン酸(アルツ、ヒアレイン)
4)
・凝固障害:非経口投与は、凝固障害の患者で出血のリスクの増加や凝固に影響するかもしれない。4)
・サメ、牛アレルギー:主にサメの軟骨、牛の軟骨が使われていることが多い。2)
サメ肝油
・主成分:スクワレン、アルコキシグリセロール。4) ・皮膚の保護
・ガン(放射線ダメージの軽減)
・インフルエンザの予防
・風邪の予防(白血球、赤血球の増加作用)4)
・知られていない4) ・知られていない。4)
スピルリナ
・藍藻類のネンジュモ目ユレモ属スピルリナ科に属する一群の藻類。

・タンパク質、ビタミンA(β-カロテン。その含有量はホウレン草の64〜75倍)、カリウム、クロロフィルといった多種類の栄養素を豊富に含んでいる。2)
・多くの栄養素をバランスよく含み、総合的な栄養補給ができる。2)
・ワルファリン(ワーファリン) ・フェニルケトン尿症:成分であるフェニルアラニンはフェニルケトン尿症を悪化させるかもしれない。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
セント・ジョーンズ・ワート
・原植物はオトギリソウ科のセイヨウオトギリソウ3)

・hypericin、フラボノイド類、ビフラボン類、hyperforin、精油、タンニンなどを含む3)
・抗うつ作用
・筋肉を和らげる作用
・去痰作用
・消毒作用
・鎮痛作用
・レトロウイルスの増殖を妨げる作用
・食欲を抑える2)

・ドイツにおいて天然の抗うつ用薬品として認められている。ヨーロッパでは胃潰瘍などの消化器系疾患の治療薬としても使われている。2)
・抗HIV薬
  硫酸インジナビル(クリキシバン)
  アンプレナビル(プローゼ)
  エファピレンツ(ストックリン)
  メシル酸サキナビル(インビラーゼ)
  メシル酸デラビルジン(レスクリプター)
  メシル酸ネルフィナビル(ビラセプト)
  リトナビル(ノービア)
・強心薬
  ジギトキシン(ジギトキシン)
  ジゴキシン(ジゴシン)
  メチルジゴキシン(ラニラピッド)
・免疫抑制薬
  シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
  タクロリムス水和物(プログラフ)
・経口避妊薬
・気管支拡張薬
  アミノフィリン(ネオフィリン)
  コリンテオフィリン(テオコリン)
  テオフィリン(テオドール)
・抗凝固薬
  ワルファリン(ワーファリン)
・抗不整脈薬
  塩酸アミオダロン(アンカロン)
  塩酸プロパフェノン(プロノン)
  硫酸キニジン(硫酸キニジン)
  ジソピラミド(リスモダン)
  リドカイン(キシロカイン)
・抗てんかん薬
  カルマバゼピン(テグレトール)
  フェニトイン(アレビアチン)
  フェノバルビタール(フェノバール)
・ピロキシカム
・テトラサイクリン
・MAO阻害薬
・SSRI
8)10)
アルツハイマー病:アルツハイマー患者において、精神病を誘発するかもしれない。4)
・知覚麻痺:知覚麻痺の心血管虚脱を引き起こすかもしれない。4)
・双極性障害:双極性障害の患者や潜在的な双極性障害をもつうつ患者が使用すると軽躁病や躁病を誘発する。4)
・うつ:大うつ病患者においては、常用量で軽躁病を誘発する。4)
・不妊症:受精を阻害し、精子のDNAを変異させると示唆されている。4)
・統合失調症:統合失調病患者において精神病を誘発する。4)
にがり
・海水を凝縮して食塩を析出した後の残液をにがりという。11)

・主成分は塩化マグネシウムの他、塩化ナトリウム、塩化カリウム、亜鉛、鉄、リン、塩化カルシウムなど様々なミネラルを含む。11)
・ダイエット(基礎代謝促進)
・美肌効果
・骨の強化
・アレルギー症状の改善
・歯周病の予防改善
・便秘改善
・生活習慣病予防など11)
マグネシウムの相互作用として以下の薬品が考えられる。9

・テトラサイクリン系抗生物質
・ニューキノロン系抗菌薬
・セフジニル(セフゾン)
・ビスホスフォネート製剤
・ジギタリス製剤
・高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤
・活性ビタミンD3製剤

・カルシウム製剤
・腎、心疾患、塩分制限:ナトリウム、カリウムを含む。
ノコギリヤシ

ソーパルメット
・北米からメキシコにかけて広く分布するヤシ科シュロ属の一種。2) ・トイレが近い方
・抜け毛が気になる方2)

・果実から抽出されたエキスは、ドイツでは医薬品などにも用いられている。2)
・抗凝固薬
・抗血小板薬
・NSAIDs
・経口避妊薬
・ホルモン剤4)
・知られていない。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
バレリアン

西洋カノコソウ
・オミナエシ科のハーブ。2) ・いらいらする
・眠れない2)

・強力な鎮静薬・睡眠剤に代わるものとして承認している国もある。2)
・バルビツール酸系
・BZ系
・鎮静作用のある薬物
・CYP3A4で代謝される薬物
  ケトコナゾール(ニゾラール)
  イトラコナゾール(イトリゾール)
  フェキソフェナジン(アレグラ)
  トリアゾラム(ハルシオン)
  化学療法剤
   エトポシド(ラステット)
   パクリタキセル(タキソール)
   ビンクリスチン(オンコビン)
   ビンブラスチン(エクザール)
   ビンデシン(フィルデシン) など
4)
・知られていない。4)
ビルベリー

ブルーベリー
・ブルーベリーの葉はアントシアニン、ポリフェノール、タンニン、フラボノイド、クロム、glucokinin、neomirtillineなどを含む。4) ・目が疲れる
・肩こりの
・脳卒中
・狭心症
・心筋梗塞
・がん

・イタリア、フランス、スペイン、ニュージーランドなどでは医薬品とし使用されている。16)
・糖尿病薬4) ・糖尿病:血糖降下作用がある。4)
フィーバーフュー

夏白菊
・キク科の低木状の草。1) ・偏頭痛の予防4) ・抗凝固薬
・抗血小板薬
・NSAIDs4)
・キク科アレルギー:キク科の植物のためキク科アレルギーの人は注意。キク科植物として、ブタクサ、キク、マリーゴールド、ヒナギクなどがある。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
プロポリス
・ミツバチが集めた樹脂にミツバチの分泌物が混合してできたもの。2)

・主成分は樹脂、ミツロウ、精油、花粉。2)
・胃潰瘍
・インフルエンザ
・風邪
・鼻・気管の炎症3)

・喉、舌、口腔内の炎症をやわらげるため、欧米ではプロポリス入りの歯磨やドロップが市販されている。3)
・知られていない4) ・喘息:喘息が悪化することがる。使用を避ける。4)
・過敏症:ハチミツを含むハチの副産物、ポプラ、キナの浸出液、サリチル酸塩、針葉樹に過敏症の人は使用を避ける。4)
紅麹

べにこうじ
・成分としてロバスタチン(メルクが販売しているHMG-CoA還元酵素阻害薬、商品名メバコール)を含む。4) ・コレステロール、トリグリセリドの高い方。4) ・シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)
・抗高脂血症薬
・HMG-CoA還元酵素阻害薬
・レボチロキシン(チラーヂンS)
・ナイアシン
・CYP3A4を阻害する薬物
  クラリスロマイシン(クラリシッド)
  エリスロマイシン(エリスロシン)
  イトラコナゾール(イトリゾール)
  ケトコナゾール(ニゾラール)
  シメチジン(タガメット)
  プロテアーゼ阻害薬   など
4)
・肝障害:日本のHMG-CoA還元酵素阻害薬は重篤な肝障害、肝代謝能が低下している患者に禁忌、または重篤な肝障害に慎重投与(メバロチン)となっている。8)
Natural Medicines Comprehensive Databaseでも「肝機能不全、肝機能異常への試験結果、肝機能不全の患者には禁忌」とされている。4)
・妊婦、授乳婦:日本のHMG-CoA還元酵素阻害薬は妊婦に禁忌。授乳婦にも禁忌または、回避(メバロチン)となっている。8)
・甲状腺機能不全:ロバスタチンとレボチロキシンの併用は甲状腺治療を妨げる。4)
ミルクシスル

マリアアザミ
おおあざみ
・南ヨーロッパや北アフリカ、アジアに広く分布しているキク科の草で、おおあざみ、マリアアザミとも呼ばれる。 2)

・有効成分は、シリマリンと呼ばれるフラボノイドの複合体。2)
・肝炎や肝硬変、アルコール性肝障害などの肝機能の改善
・抗酸化作用
・強壮
・利尿効果
・キノコ中毒に対する解毒作用2)


・ドイツでは、シリマリンの含有率が70〜80%に規格化されたオオアザミ抽出エキスを、毒性肝障害と慢性肝炎、肝硬変の治療薬として認めている。ヨーロッパ各国、中国、韓国でも医薬品として認められている。2)
・エストロゲン
・グルクロン酸抱合させる薬
  ロラゼパム(ワイパックス)
・CYP2C9、CYP3A4で代謝される薬物
  CYP2C9
   アミトリプチン(トリプタノール)
   ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)
   エストラジオール(エストラダーム)
   オンダンセトロン(ゾフラン)
   ベラパミル(ワソラン)
   ワルファリン(ワーファリン)など
  CYP3A4
   ケトコナゾール(ニゾラール)
   イトラコナゾール(イトリゾール)
   フェキソフェナジン(アレグラ)
   トリアゾラム(ハルシオン)
   インジナビル(クリキシバン)
   アンプレナビル(プローゼ)
   ネルフィナビル(ビラセプト)
   リトナビル(ノービア)
   サキナビル(フォートベイス)など
4)
・キク科アレルギー:キク科の植物のため、キク科に過敏な患者でアレルギー反応を引き起こす。この科はブタクサ、キク、マリーゴールド、デイジー(ヒナギク)他を含む。4)
・ホルモン感受性癌、ホルモン感受性状態:エストロゲン作用があるかもしれない。ホルモンに過敏な状態の女性は使用を避けるべき。4)
名称(別名) 原料、主成分など 何に効くといわれているか 併用が問題になる医薬品 注意が必要になる疾病など
メシマコブ
・タバコウロコタケ科キコブタケ属の担子菌類。3)

・有効成分は、多糖体にタンパク質がついたヘテロマンナン・タンパク複合体。2)
・免疫活性化

・韓国では、メシマコブが医薬品として認可されている。2)

・βーグルカン(多糖類)を含むキノコ由来の医薬品としてクレスチン(かわらたけ)、レンチナン(しいたけ)、ソニフィラン(スエヒロタケ)がある。いずれも化学療法または放射線療法との併用でしか適応が認められていない。5)6)7)
・ソニフィラン、レンチナン、クレスチンの添付文書には医薬品との併用に関する記載なし5)6)7)
リコピン
・カロテノイドの仲間、植物に含まれる赤い色素成分。2)

・トマト、スイカ、ピンクグレープフルーツ、アプリコットなどに含まれる。4)
・動脈硬化
・美肌
・がんの予防(抗酸化作用)2)
・知られていない。4) ・知られていない。4)
霊芝
・サルノコシカケ科に属する担子菌類の一品種。3)

・和名:マンネンタケ
・免疫力を高める。 ・抗凝固薬
・抗血小板薬
・高血圧薬4)
・低血圧:低血圧を悪化または薬物治療による血圧上昇を妨げるかもしれない。4)
・血小板減少症:出血のリスクを増大させるもしれない。4)
 

【参考にさせていただいた書籍やWebサイト】

1)新栄養学研究所 http://www.mit-japan.com/ndl/index.htm

2)NPO−特定非営利活動法人 日本サプリメント協会 http://www.j-sup.com/q_a.html

3)医薬品情報21 http://www.drugsinfo.jp/navi/qanda.html

4)NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE Fifth Edition,Therapeutic Research Faculty,2003 http://www.naturaldatabase.com/

5)クレスチンインタビューフォーム

6)レンチナンインタビューフォーム

7)ソニフィランインタビュフォーム

8)治療薬マニュアル2004,医学書院,2003

9)医薬品医療機器情報提供ホームページ http://www.info.pmda.go.jp/  

10)小内亨:サプリメントの適正使用とその指導,薬局,vol55,1831-1838(2004).

11)医学・健康情報サイト J-Medical http://www.j-medical.net/

12)キューサイ青汁 http://www.kyusai.co.jp/index.html

13)河田 孝雄:サプリメント図鑑 コエンザイムQ10,日経DI,3月10日号,97(2004)

14)Japan Functional Food Research Association http://www.jafra.gr.jp/index.htm

15)NATURAL MEDICINES COMPREHENSIVE DATABASE Sixth Edition,Therapeutic Research Faculty,2004 http://www.naturaldatabase.com/

16)薬食同源 日経DI,4月10日号,63(2001)

17)河田 孝雄:サプリメント図鑑 イチョウ葉エキス,日経DI,1月10日号,73(2004)

18)食品安全情報 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/index.html イチョウ葉エキスの有効性および安全性 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/4e.html

19)熊本大学薬学部 http://banji.pharm.kumamoto-u.ac.jp/ ウコン、ハルウコン、ガジュツの見分け方、薬効について http://banji.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/yakugakuten/2000.YF/ukons.html

20)第十二改正 日本薬局方解説書,廣川書店,1991